質問
バレエを習っている中3です。
最近、歩き方ががに股になっていると注意される事があります。
座っていても足が開いてしまいます。
外反母趾も気になってきました。
同じ悩みの方いますか?
ペンネーム:フルーツオレ様
回答メッセージ
◎正しい6番での歩き方を身に付けましょう♪
街中を歩いているとたまに
「あ、この子バレエをやっているな」
と感じる歩き方をしている子に出会いますね。
特徴的な、
足先が開き脚をほうり投げるような歩き方をしています。
アンデオール(※1)を心掛け過ぎての結果なのでしょうが6番(※2)で歩ける事も大事です。
(※1)アンデオール:脚全体を股関節から外旋させること
(※2) 6番:普通に両足をまっすぐに揃えた形
以前観た「スーパーバレエレッスン」というTV番組で吉田都さんが村娘役を指導していらっしゃる時に「バレエ歩きをしないで!」と注意なさってましたしプティなどモダンの演目を踊る機会が多かった草刈民代さんも6番の難しさを語ってました。
そうはいってもバレエのレッスンだけしていると6番での身体の使い方は解らないままで相談者様のように「がに股歩き」してしまう人は多いかもしれません。
「外反母趾」もあるという事ですので悪化しない為にも
正しい6番での歩き方を身に付けて欲しいです。
私が自分で試してすごく効果があったのは
ヤムナメソッドの「フットフィットネス」です。
このトレーニングでは、まず歩く際の重心移動の方法を教えてもらい、そのやり方で歩けるかのテストをする事から始まります。
大抵の場合出来ません。
トレーナーの先生に指摘を受けながら自分の足のどこに問題があるのかを知りどう改善していくかという方法を教わります。
このメソッドはバレエと同じく、直接先生から教わらないと身に付けるのは難しいです。
ただ一度教われば、自習する事は可能なのでバレエのように足繁く通う必要はありません。
東京や大坂ではスタジオレッスンがありますが他の地方では資格を持つ指導者を見つける必要があるので大変かもしれません。
でもとても効果があるので是非試して下さい。
まだ中学生で未来の可能性がある大切な時期。
良いものに巡りあって身体への理解を深め自分の可能性を広げていって下さいね。
ペンネーム:もか様
◎腹筋や背筋を鍛えるエクササイズも取り入れてみましょう!

私も歩き方ががに股で座っているときに脚が開いているといわれます。
さらに最近外反母趾の部分が痛むことがありポアントレッスン中に痛かったことがあります。
バレエではアンデオールするため足を外に開きますが、それはレッスンで正しい姿勢で立ってなおかつ股関節から足を外に外旋することなので普段がに股で歩けばいいというわけではありません。
むしろ足を外に開いてがに股で歩こうとするよりも
一直線上をまっすぐ歩くことを意識した方がきれいにみえます。
がに股で歩いている人は姿勢が猫背でかかとから歩いている人も多く、何より
バレエで大切な脚の内側の筋肉が使えていない可能性があるので、0脚に変形していく事も多いとバレエの先生も言います。
座っているときに脚が開いてしまうのも脚と脚をくっつける筋力がないのもありますが、姿勢を真っ直ぐキープする
腹筋と背筋の筋力が弱くてくずれると、足も開いてしまいます。
床にあおむけに寝て膝だけ山のように曲げ下腹に力を入れて少しだけ上体を起こして10秒キープなどエクササイズを行い、
常にお腹が抜けないように腹筋を強くしましょう。
体幹が鍛えられることによって上体も引き上がれば脚への負担も減り、外反母趾も避けられます。
もちろん足先だけを開こうとして親指側に変な重心がかかってもいけません。
バレエのレッスン時だけでなくお家や町でも鏡に映った自分をたまに見て、
いつも正しい姿勢でいるか、真っ直ぐ歩いているかなどバレエの時のように確認してみるのもいいですね。
ペンネーム:月へ旅立ったミニー様
◎膝と膝をつける練習がオススメです!
椅子にすわる時や立っている時など
常に膝をつける意識をしてみて下さい。
最初は30秒でも気持ち悪い感覚があると思いますが、徐々に慣れてくると思います。
立つ時には、膝をつけるとおしりもきゅっと引き締まりますよ!
お試しあれ!
ペンネーム:Wapper様
バレエスタッフからのコメント
外反母趾は、女性の8割もの方が該当するそうですがクラシックバレエをされている方にも外反母趾の方が多いですよね。
イーバレリーナのオフィス内でも、バレエスタッフは足を広げている者が多いです(笑)
外反母趾は、曲がり具合によって、軽度か重度かが分かります。
15度未満:正常
15度以上20度未満:軽度
20度以上40度未満:中度
40度以上:重度
外反母趾が重度になってくると、
歩くことにも支障がでる可能性があるのでしっかりと予防する事も重要です。
すでに痛みがある場合はテーピングを貼る事で痛みを和らげる事が可能です。
親指から小指にかけて負荷がかかるのを防ぐ事が出来ますし、お子様でも簡単に出来るのでお勧めです。
テーピングの貼り方は調べると沢山出てきますが、わからない場合は
専門の医師に聞くのも良いでしょう。
そして
毎日履く靴にも注意が必要です。
なるべくフィットしていて幅が狭すぎない靴がお勧めです。
ヒールの高さは5cm以下の靴を選びましょう。
外反母趾によって固くなっている関節は、マッサージやトレーニングをすることで、足の血行がよくなり、固くなった筋肉がほぐれます。
がに股歩きについてですが、バレエをやっているとがに股になってしまいがちですよね。
私もその一人です。
こればかりは癖もあると思いますので、
ご自身で正しい歩き方をしたり、座る時に意識したり事が一番大切だと思います。
がに股で歩くと足に負担がかかり、外反母趾の原因にもなります。
プライベートの歩き方は真っ直ぐを意識して歩いてみましょう。
長く健康的なバレエライフを楽しむ為にも、私生活から改善できたら良いですね♪