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質問
皆さんが好きなバレエ作品、その作品の見どころを教えて下さい!
回答メッセージ
ラ・シルフィード、チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ
物語のあるバレエで「ラ・シルフィード」も好きです。
女性がトウ・シューズを履いてつま先立ちで踊るというバレエのポアントのテクニックは実はこの作品から始まっているんです。
シルフィードは妖精なので、本当の妖精のように空中に舞うような軽さを表現するために、ポアントすることが必要だったんですね。
なので、シルフィード役の女性には、兎に角、人間ではない重力を感じさせない軽さと繊細な足さばき、柔らかな腕の運び、指先に至るまでの細やかな表現が必要で、それが見所の一つです。
スコットランドのタータンチェックの民族衣装で踊られる男性ダンサーのヴァリエーション(*1)も、コンクールでよく見られますが、軽やかなジャンプの連続で体幹をぶらさずに細かい足技系をきっちり見せてくれるので、これまた爽快です!
あと、「白鳥の湖」などの古典バレエ作品は、やっぱり好きな方が多いと思いますが、その白鳥の中の未使用曲を使って、バランシンが振り付けしたネオ・クラシックの作品、「チャイコフスキー・パドドゥ」も大好きです。
バランシンの作品は、「目で見る音楽」とよく言われますが、本当に音楽をそのままステップにしたような感じで、
見ていてとても心地よいのです♪
踊るとそのスピードにビックリかもですが、音と音の間を縫って風のように駆け抜けていく感じや、かろやかに音と戯れているような感じを表現できているダンサーを見ると、本当に爽快ですよ!
女性がサーモンピンクのジョーゼットで男性がブルー系の衣装で踊られることが多いですが、その爽やかな感じも好きです。
ペンネーム:TEDDY様
(*1)ヴァリエーション=ソロの踊り
ドン・キホーテ
好きなバレエ作品は「ドン・キホーテ」です♪
理由は5歳の頃に出た発表会の中に「ドン・キホーテ」の中の演目が組み込まれていたからです。
幼いころの記憶をたどってみましたが、見どころはキトリのヴァリエーションのつま先で歩く所と、32回転グランフェッテ(*2)です!
当時幼かった私は、その姿をみてただただ凄いな~と感動してました(笑)
(*2)グランフェッテ=むち打つ意味。
片方の足をアラセゴン(横)に開き、
パッセの形をキープして連続回転する。
ペンネーム:ゆりりん様
ロミオとジュリエット
ロミジュリと言えばバルコニーのシーンが有名ですが、私は二人が舞踏会で初めて出会うシーンがお気に入りです。
ペンネーム:チップとデール様
白鳥の湖
オディールが踊る32回転のグランフェッテや4羽の白鳥、幻想的なコールドバレエ(*3)が見所だと思います。
(*3)コールドバレエ=群舞
ペンネーム:白ねこトマト様
くるみ割り人形
私は「くるみ割り人形」が大好きです。
クリスマスシーズンのこの季節にぴったりのファンタジーで、まさにバレエの定番のおとぎの国をテーマにしているからです。
パーティーのシーンが終わってクララが魔法の世界へ引き込まれるワクワク感、ネズミの大群との戦いの迫力、そのあと場面が変わって白い世界になり雪の精のコールドとともにお菓子の国へ案内されるクララ、、、
見てると思わず自分が素敵な夢の世界へ入りこんでしまいます。
ディヴェルティスマン(*4)ではそれぞれの国の民族衣装が見れて、だれもが知っている音楽なので初心者でも楽しめます。
キラキラした世界が続き、物語をあまり深く考えず、華やかな舞台装置と音楽を楽しめるので万人におすすめできると思います。
(*4)ディヴェルティスマン=フランス語で【余興】という意味。
ストーリーの流れとは直接関わりなく、多様な踊りの場面の事。
ペンネーム:erryChristmas!
バレエスタッフからのコメント
私は、「ラ・バヤデール」が大好きです!
ストーリーはドロドロなんですが^^;笑
個人的に見所が沢山ある作品だと思っていますが、一番好きなシーンは影の王国(ソロルの夢のシーン)です!
どの作品でもコールドの役割は重要ですが、バヤデールは白鳥の湖のように、ソリスト(*5)、コールドが活躍するシーンが多く、群舞が重要視される作品です。
坂になっている舞台上手から、白チュチュを着た精霊たちが順々に登場するシーンからコールドのピタリと揃った動きが圧巻です。
ちょっとジゼルと被る部分がありますね^^;
音楽、衣装、舞台装置が豪華なところも、見所の一つです!!
今回、沢山の作品を紹介して下さったので、機会がありましたら、皆さんもDVDや舞台で観てみて下さい♪
(*5)ソリスト=準主役
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