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バレエQ&Aコーナー27【レッスンの順番の覚え方】1

子供のバレエ 大人のバレエ バレエのトレーニング 2023.10.16
皆さんこんにちは!
イーバレリーナスタッフのErikaです。

バレエQ&Aコーナーでは、皆さんからの質問を共有しながら、皆で一緒にバレエに対する理解を深めていく、参加型コミュニティのコーナーです♪


▼今回のご質問テーマ!▼

【レッスンの順番の覚え方】

大人になってバレエを始めて10年以上になりますが、バーレッスン、センターレッスンの順番が覚えられません。
みなさん、先生のお手本を1回見ただけで曲に合わせて踊れたり、たまに、言葉だけ、手の動きだけでも理解し踊っています。
私はいつも教室の端の方で他の皆さんの動きを見ながら必死についていっている状態です。
子供のころから習っていないとすぐに覚えることは難しいでしょうか・・
早く覚えるコツなどがあれば教えていただきたいです。

ヨーコ様


今回もたくさんのご回答を頂き、ありがとうございました。
インコダンサー様、25年目の大人リーナ様からのご回答を紹介します!


▼回答1 インコダンサー様 より▼

私も同じ悩みありました。
30代前半から始めて、現在59歳です。

以前は上手な方々の後ろついたりして、なんとかやってましたが、重心の移動が遅れるせいか微妙にテンポも遅れてました。
結局、前の人を見てやってましたので同じところで間違えてしまい、先生に「自分で覚えるんですよ~」ときつい一言があり、毎回へこんでました。

私の場合は、こんな感じで覚えられるようになりました。
「バーの端につく」です。
ある時のレッスンで年上の方々にバーの端に追いやられてしまいました。(笑)
ちょっとムッとしましたが、これが転機となりました。
どちらかの方向は自分自身しか頼るものがないので、最初は必死で、わからないときは先生が時々フォローして下さいました。

だんだん落ち着いて考えられるようになって、自分ができるものと、不安なものがわかり、対処ができるようになりました。
もちろん間違うこともあります。
そうやっていくうちにセンターレッスンの動きも覚える速度がはやくなり、反対からの動きもある程度イメージがつくようになりました。

以来、端が定位置となり、密かに上達スポットと名付けています。
場合によってはバーの反対側に率先してついたりします。

今となっては、あの方々のお陰と思っています。
自分で自立して動けるようになってバレエの楽しさが倍増しました。

参考にならないかもしれませんが、ご参考までに。



▼回答2 25年目の大人リーナ様 より▼

大人からバレエを始めると色々な難問に突き当りますが、振りが覚えられるか?は結構大きな問題の一つですよね。
私も覚えられなくて苦労した時期があったのでお気持ちはよく分かります。
私がどう克服していったのか参考までにお話していきます。

最初は本でパの名称と動きを覚えました。
レッスンに出てくるもので動き方がよく分からないものは必ず調べて頭で理解、体でも覚えるよう家で軽く動いたりして復習しました。

私が愛読したのは川路明先生の名著『バレエ入門~バレリーナの手紙~』です。
お手本の写真が右脚と左脚で別色のタイツになっているので脚がどう入れ替わっているのか分かりやすく初心者にはお勧めの一冊です。

一通り初級レベルのパの名称を覚えた後は「どちらの脚を出すか」を覚える時に「右脚or左脚」ではなく「クロワゼ(エファセ)の正面側の脚or奥側の脚」に認識を改めるように努めました。

先生がよく仰っているのは「左右は考えないと出せないけど前後は考えなくても出せる」という人間の脳の性質でコレは本当にその通りと実感します。(ちなみにバーの時は「バー側の脚or遠い方の脚」で考えます。)

次に覚えたのは曲のカウント数による区切りでした。
バレエのレッスンは基本的に8カウントで構成されているので振りには幾何学的な法則があるものです。
これはYouTubeなどでレッスン動画を観て振りを覚える練習をすると良いと思います。

私が好きなのはWorldBalletDayの英国ロイヤル、比較的シンプルなアンシェヌマンで足下のアップも多いので覚えやすくダンサーの美しい爪先も堪能出来てお勧めです☆

あとはアームスの付け方でしょうか…
こちらは定形型ともいうべきパターンがいくつかあるのでそれを覚えていけば解決します。

言葉と同じ様に「この名詞にはこの形容詞」みたいな黄金の組み合わせがあって、長くレッスンをしていると自然に身についてくるものなので、まず初心者は脚の動きを覚える、アームスはアンナヴァンかアラセゴンのままでもOKという先生がほとんどなので焦って覚える必要はないかと思います。

あとレッスン中の意識の持ち方も大事です。
失敗して恥をかくのを恐れない事。

私は自分で覚えられるようになるまでは「他人の真似をしてやり過ごすレッスンに価値はない、たとえ失敗しても自分で覚えて動かなくちゃ意味がない」と決意して他人を見ないでレッスンするようにしていました。

バレエではレオタードとタイツという体の線を隠さない装いでレッスンに臨みますが、同じ様に失敗する姿を晒け出し隠さない勇気が大切かと思います。

このような過程を経て私は初中級レベル位までの振りであれば覚えられるようになりました。
参考になれば幸いです、頑張って下さい!


インコダンサー様、25年目の大人リーナ様 貴重なご意見ありがとうございました。
皆さま様々な努力をされているのですね!!
意識を変え、コツを掴み、楽しく踊りが上達するよう応援しています(*^-^*)

いかがだったでしょうか?

来週の Q&Aは スタッフからの回答発表です!
当店のバレエスタッフからの回答をご紹介いたします。
お楽しみに♪

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