バレエコラム　親子4人でバレエ発表会までの道のり！～第５幕～

こんにちは。バレエスタッフのあずママです。

このコラムでは、私たちが通っているバレエ教室の発表会に、親子４人（長女、次女、三女、私）で出演するまでを、リアルに書きたいと思います。

今回は、いよいよ本番当日のことを書いていきます！

本番の開演は夕方からでしたが、私たち出演者は、朝に会場集合でした。前日に準備した大きな荷物を持って、お化粧やお着替えをする楽屋へ向かいました。

楽屋に荷物を運んだら、すぐに舞台用のお化粧をしました。子供たちのお化粧は、先生がしてくださいました。

中2の長女と小4の次女は、何度も発表会を経験しているので、舞台用のお化粧には慣れています。舞台でも映えるような濃いお化粧に、つけまつ毛までバッチリ！
４歳の三女は、初めてのお化粧です。出来上がりを鏡で見て、「わぁ～！」と笑っていました。

私たち大人クラスの出演者は、各自でお化粧をします。バレエの舞台用のお化粧の仕方を紹介している動画を見ながらしました。不器用な私は、上手くできなかったので、長女に手伝ってもらいながら、なんとか完成することができました。

お化粧を終えたら、舞台の準備が整うまで、各自でストレッチなどをしておきます。私たちがそうしている間、舞台ではスタッフの方々が、舞台の準備をしてくださっています。

準備が整ったら、私たち出演者は、実際の舞台で確認を行います。
まずは音楽なしで、立ち位置や出入りの流れなどを確認していきました。上手に踊れても、立ち位置が良くないと見栄えが悪いですからね。指示は、客席側から先生が出してくださいます。

次に本番と同様に踊り、自主練習をしました。

そして、ついに訪れた本番！
みなさんに、およそ６か月間、練習した踊りを観てもらうときがきました。私は自分の出番がくるまで、舞台袖からワクワク、ドキドキ、ソワソワしながら、子供たちの踊りを観ていました。

最初の出番は、三女でした。この発表会の練習が始まる前から、ちゃんとできるのだろうかと心配していた三女です。

ですが、びっくり！今までで一番上手に、ほとんど間違えずに踊ることができました。同じクラスの子と2人で踊る、ねこちゃんの踊りもバッチリ！つい1か月前まで、踊りの動きをまったく覚えていなかった子とは思えないくらいでした。

そして、長女と次女のそれぞれのバリエーション(舞台の真ん中で、一人で踊る事)は、難しい踊りでしたが、2人とも無事に成功させることができました！本当に上手になったなぁと感心しました。彼女たちを含めた6人で踊る作品は華やかで、みんなが頑張っていて、とても感動しました。

そうして、子供たちが次々と素晴らしい踊りを披露しているとき、実は私にはピンチが訪れていたのです・・・。

舞台上でトウシューズを履いて練習しているうちに、足の指がとても痛くなったのです。お教室で練習していた時は、こんなにも痛くなったことはありません。よりによって出番直前に、なんということでしょう！

子供たちの踊りを観ながら、トウシューズをしばらく脱いでみたり、足の指にテーピングをしてみたりしましたが、やっぱり足の指は痛いまま・・・。
「ここまできたら、根性で乗り切るしかない！」そう考えているうちに、とうとう自分の出番になりました。

トウシューズで回ったり、ステップを踏んだり・・・足の指の痛みに耐えながらなので、内心ではもうダメだと思いながら、笑顔でなんとか最後まで踊りきることができました。

正直に言うと、お教室での練習のときのほうが上手くできたかなと、少し悔しい気持ちになりました。しかし、舞台で踊って、客席のみなさんに拍手をもらうと、そんなことは忘れて、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。発表会に出演することで味わえる特別な気持ちです。

こうして、発表会本番は、たくさんの拍手をもらいながら終了しました。

「みんなよく頑張ったね～！」そう言い合いながら、私たちは楽屋へ戻っていきました。お化粧を落としたり、お着替えをしたりして、帰る準備を整えたら、出演者みんなでそろって、先生にご挨拶にいきました。

「みなさん、よく頑張りました！とてもいい雰囲気の発表会でしたね。」と、先生はおっしゃっていました。先生のおっしゃる通り、客席のみなさんは温かい目で観てくださり、私たちも和気あいあいと楽しく、とてもいい雰囲気の中での発表会でした。

先生へのご挨拶が済んだ後、私たち４人は、観に来てくれたお友達からの、たくさんの花束とプレゼントを抱えて、家族で今日一日のことを話しながら帰宅しました。

次回は、最終回。発表会が終わったその後を書いていきます。お楽しみに！