バレエコラム　親子4人でバレエ発表会までの道のり！～第４幕～

こんにちは。バレエスタッフのあずママです。

このコラムでは、私たちが通っているバレエ教室の発表会に、親子４人（長女、次女、三女、私）で出演するまでを、リアルに書きたいと思います。

前回は、照明合わせ（舞台に携わるスタッフの前で、本番と同じように踊りを見せること）の様子などを書いていきました。
今回は、発表会本番に向けて練習以外の準備をする、本番のおよそ2週間前から前日までを書いていきます。

本番の2週間前のころ、世間では新型コロナウイルスが流行していました。この時期に新型コロナウイルスにかかってしまったら、発表会に出演することができなくなります。それでは、今まで練習してきたのが、もったいない！

「家族やお教室のみんなが、かかりませんように・・・。」それと、「大きなケガをしませんように・・・。」全員そろって発表会を迎えたいと願う毎日でした。

そんな中、発表会のプログラムが出来上がりました。プログラムには、踊る作品の順番や出演者の顔写真も載っています。顔写真は、２か月ほど前にお教室で、カメラマンに撮ってもらったものです。それを見て、娘3人とも顔が似ているなぁと改めて思うのでした。

そのプログラムを、観に来てくださる方々に配ります。
「〇〇ちゃんと〇〇くんと～」三女は、たくさんのお友達に観にきてもらいたいようです。長女と次女は、恥ずかしさもあるのか、「２人くらいでいいよ」なんて言っていました。

結局、娘たちのお友達と私たちの親戚、合わせて10組ほど招待しました。「ママ友にも、私の踊りを観てもらうことになるのね」と、ちょっと恥ずかしいような気持ちになりましたが、今さらそんなことは言っていられない・・・と自分を奮い立たせるのでした。

そうして、お友達にプログラムを渡し始めたころ、みんなが楽しみにしていた、お衣装が次々と配られました。私たちのお教室では、お衣装を手作りする方もいらっしゃいましたが、基本的には、お教室でまとめてレンタル衣装会社から、お衣装と頭飾りをレンタルします。

「うわ～かわいい～！！」「この色、きれいだね～」みんな、目をキラキラさせていました。発表会の準備で、一番盛り上がるときです。三女は特に、初めてのお衣装でしたので、毎日着たくてたまらない様子でした。

お衣装が配られたら、まずは実際に着てみて、サイズの確認をします。先生がお衣装のレンタルの注文をするときに、スリーサイズと身長を測りますが、オーダーメイドではないので、微調整が必要になります。

バレエのお衣装は、きれいに見せるために、体にピッタリと着ます。もともとついている、背中のホックをひっかけるところ（ムシといいます）の位置で、ピッタリとしない場合は、体のサイズに合うように各自でムシを作ります。

まぁ、これが大変だったこと！
４人がそれぞれ２曲ずつ踊るので、計8着のお衣装、全てにムシを作る必要がありました。体を動かすのは好きだけど、裁縫が苦手な私にとっては、これまた試練でした。

また、腕飾りや首飾りがあるお衣装もあるので、その調整も必要でした。
娘たちと自分のためにも、早く作らなければと頑張りましたよ！次の、お衣装を着用して練習するときまでに、仕上げなければなりませんから。

お衣装が配られると、そのお衣装を着て練習することが多くなりました。
普段のレッスンのときに着ているレオタードと、お衣装とでは、踊るときの感覚が違うので、それに慣れる必要があるのです。

お衣装を着るのも慣れてきたなぁと思ったら、もう本番目前です。
本番の前日にも、お教室で練習がありました。この日は午前中だけで、いつもより早めに終わりました。「明日に備えましょう」ということですね。

最後の練習から帰った後、私たち4人は明日（本番）の持ち物の準備をしました。シューズ、タオル、舞台用の化粧道具など・・・持ち物はたくさんです。4人分ですから、なおさらです。普通のバッグでは入らなかったので、旅行用の大きなトランクにまとめて入れることにしました。

そして、忘れてはならない８着のお衣装は、大きなお衣装用のバッグ３袋に分けて入れました。三女のお衣装は小さいので、なんとか3袋で収まったようなものです。もっと大きくなったら、３袋じゃ済みませんね・・・。

さて！あとは、明日の本番を迎えるだけです。
明日は、準備や舞台上で直前の練習などがあるので、朝から発表会を行うホールへ向かいます。

「明日、楽しみ～！」娘3人と私もワクワク！あとは今までの練習の成果を発揮し、楽しんで踊るだけです。

次回は、感動のフィナーレ！？いよいよ本番当日のことを書いていきます。お楽しみに！