大人のバレエ教室の選び方について知りたい!(前編)
目次
質問
バレエを習いたいと思っています。先日、バレエの舞台を見に行った際に、「やっぱりバレエって素敵だな。」と思い、約40年ぶりに、もう一度始めたくなりました。
ちなみに、幼い時に少しだけバレエを習っていましたが、それ以降は習っておりません。
昔、通っていた教室は、遠方なのもあり、大人でも通えるバレエ教室を探しています。
いざ、お教室を調べてみると沢山あるため、迷ってしまいました。
大人になってから、バレエを始められた方の、お教室を選ぶポイントなどがあれば、教えて頂きたいです。
コロナ禍で、外出する機会も少なく、運動不足になっているので、バレエを始めて、少しでも明るい気持ちになれたらと、思っています。
ご回答を是非よろしくお願いいたします。
ふう 様より
回答メッセージ
実際にお教室を見学や体験参加されることをお勧めします。
私も子供の頃バレエを習っていて、大人になって再開しました。近所のスタジオにチケット制で週一回通っています。
しっかりとした指導技術がありつつ、趣味として楽しめる雰囲気です。 レオタードの指定も無いです。ゆるく続けたいので気に入っています。
中学の頃の先生には(膝が綺麗に伸びないことを理由に)禁止されたトウシューズも、履かせてもらえています。
ふう様のご希望やライフスタイルによって、変わってくるかなと思います。
月謝制かチケット制か、振替が可能か等は、継続できるかに影響します。発表会に出たいかどうか。お教室の全員参加が義務か、いくらかかるのか。 義務で無くても、準備期間の普段のお稽古が、発表会のリハーサル仕様に変わってしまわないかは、重要なポイントだと思います。
中途半端に、その都度異なるお休みの方の代演をやるのは、負担が大きいです。覚えが良くて、楽しめるならば問題ありません。
逆に発表会に出たいが普段のお稽古時間しか通えないならば、その時間内で準備をするお教室が良いわけです。
先生が全員に目を配り、それぞれに合ったアドバイスをしているかご経験者だとポイントは掴んでいらっしゃると思うので、可能なら実際の指導を見学、もしくは体験参加されることをお勧めします。周りの参加者の雰囲気も、ご自身に合っているか、確かめられるのではないでしょうか。
Mie☆ 様より
回答メッセージ
明るく楽しくレッスンができ、指導が熱心かつ公平かがポイントです。
大人のバレエ教室の選び方について、私の意見をお伝えいたします。大人の場合、プロの道は最初から閉ざされています。
それでも上達したい人を熱心に指導してくれる教室かどうか、また集団レッスンであるバレエの場合、メンバー全員に対して指導が公平であるかどうかがとても重要です。
大人のクラスが設けられていても、若年層の指導に力を入れていて、大人のクラスもその補助のためにあるような教室は、有名であっても避けたほうがストレスがたまりません。
ともかく明るく楽しくレッスンできること。指導が熱心かつ公平であれば、まず大丈夫だと思います。
クラスにグループがあって、雰囲気が出来上がっているようなところは、入りにくいかもしれません。
住んでいるところが、都会であればオープンクラスの方が気安くレッスンできます。
年齢や目的も様々ですし、時々上手なプロの人も来たりして、刺激になります。指導者の選択範囲も広がります。
教室の大きさと設備、とくに足に優しい床であるかどうか。
都会のオープンクラスの場合、整っているところが多いと思います。
もし可能であれば、少々レッスン料が高くなっても生ピアノ伴奏のあるところをおすすめします。
さくら咲く 様より
回答メッセージ
大人バレエで最も気をつけなければならないことは、けがの予防です。
こんにちはメルマガの「大人のバレエ教室の選び方について」について、コメントさせていただきます。
ふう様は、40年ぶりにバレエを再開なさるとのこと。私もこども時代に習っていて、30代で再開し、現在は50代半ばです。
まずは、定期的に通える条件の整った教室の中から、基礎や初級などのレベル別になっているところを選ぶほうが良いと思います。
子どもの頃に習っていて、パの名前と動きは知っていても、40年のブランクでは身体がすぐについていかないので、知っている分だけ無理に動こうとして、怪我をする可能性があるからです。
候補を絞ったら、一度見学させてもらうか、実際にお試しのクラスを受けてみて、教室の雰囲気や先生の指導方法などを確認します。
子どもの頃に習っていた時と同じメソッドで教えている先生なら、親しみやすいかもしれません。
レベル別になっていない教室は、実際に見学して、生徒に無理な動きをさせていないかどうかをチェックする必要があると思います。 また、発表会の有無や参加強制か否かなども、条件になってくると思います。
大人バレエで最も気をつけなければならないことは、怪我の予防です。
ふう様が習っておられた子どもの頃と違って、現在は、様々な解剖学的な知識が蓄積され、バレエを踊るために必要な、バレエレッスン以外のトレーニングや、ボディメンテナンスなどの方法が開発されています。
バレエ独特の立ち方、ターンアウト(※1)のしかたなどの、
基本を扱った本も出版されていますので、そういった知識を身につけることもお勧めします。
たとえば、股関節周りやお尻の筋肉を使って、ターンアウトすることができていないのに、一番ポジションで180度近くまで開こうとすれば、必ず膝を痛めます。
本来、使うべき筋肉、例えば腹筋を使わずに柔軟性だけに頼って脚をあげるなどしてしまうと、背中や腰を痛めることにもなりかねません。
ジャイロキネシス(※2)やジャイロトニック(※3)などのクラスは、 バレエとは違った動きをしながら、バレエで必要な身体の使い方を学べるので、 実は大人バレエの人にこそ効果的だと思います。
(※1)ターンアウト:脚を付け根から外側に外旋する、バレエ独特の動き。
(※2)ジャイロキネシス:ダンサーのためのヨガとしてニューヨーク生まれのエクササイズ。
(※3)ジャイロトニック:ジャイロキネシスを専用の木製マシンを使用して行う、エクササイズ。
きゅうたろう 様より
バレエスタッフからのコメント
たくさんのご回答、ありがとうございました。「大人のバレエ教室の選び方」も、さまざまな視点から選ぶことができるのだと、感じました。
ふう様や、大人になってからバレエを始められる方が、
自分にぴったりなお教室が見つかる、ご参考になれば、私も嬉しく思います。