引越しや転勤などをきっかけに、これまで10か所以上のバレエ教室に通ってきました。
現在は2児の母として、子どもの習い事やお教室選びについても身近に感じる立場です。このコラムでは「バレエをもっと楽しむための基礎知識」を、経験者・保護者目線でわかりやすくお届けします。
子どもがバレエを習い始めると、保護者としてどう振る舞えばよいのか迷う場面も多いものです。
「お月謝は新札で渡したほうがいい?」「見学中に気をつけることは?」「発表会では保護者もお手伝いするもの?」こうしたことで悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。
バレエ教室には、一般的な習い事と共通するマナーに加えて、昔から受け継がれている独自の習慣が残っていることもあります。
今回は、送迎やレッスン見学、お月謝の渡し方、発表会での振る舞いなど、バレエ教室で保護者が知っておきたい基本的なマナーをご紹介します。

送迎は時間に余裕をもって
レッスン開始時刻までに、着替えやトイレを済ませて準備を整えておきましょう。
少なくともレッスン開始5分前には準備が整うよう、余裕をもって到着しましょう。
お迎えについても、先生やお教室に負担をかけないよう、時間を守ることが大切です。
先生やほかの保護者・生徒にきちんと挨拶する
教室に入ったときや帰るときは、先生だけでなく、ほかの保護者や生徒にもきちんと挨拶をします。
バレエ教室では、時間帯にかかわらず「おはようございます」と挨拶するのが一般的です。
子どもだけに挨拶をさせるのではなく、保護者自身も気持ちよく挨拶することを心がけましょう。
レッスン見学中は私語やスマートフォンを控える
レッスンの見学が許可されている場合、保護者同士の私語はもちろん、緊急時を除いてスマートフォンを見ることも控えましょう。
腕を組む、足を組む、頬杖をつくなどの姿勢も、指導をしてくださっている先生に対して失礼な印象を与えかねません。姿勢や振る舞いにも気を配りましょう。
先生の指導や配役に口を出さない
「もっとこう教えてほしい」「なぜうちの子はこの役なの?」など、指導方法やレッスンの進め方、発表会の配役について保護者が介入することは控えましょう。
先生は、一人ひとりの年齢や経験、技術、成長の段階などを見ながら指導しています。
疑問や心配事がある場合は、教室で決められた方法やタイミングで先生に相談しましょう。
写真や動画の撮影はルールを確認する
レッスン風景や発表会、楽屋などを撮影するときは、必ず教室のルールを確認しましょう。
自分の子どもを撮影しているつもりでも、ほかの生徒が写り込んでしまうことがあります。
また、撮影が許可されていても、SNSへの投稿やほかの人との共有まで認められているとは限りません。
写真や動画を投稿・共有する際は、まずはお教室のルールを確認しましょう。
ほかの生徒が写っている場合は、お教室だけでなく、本人や保護者への確認も必要です。
許可なく、SNSや写真共有アプリなどに投稿・共有しないようにしましょう。
バレエでは、肌の露出や身体のラインが目立ちやすい格好になることが多くあります。
子どもの防犯やプライバシーを守るためにも、写真や動画の扱いには普段以上に気を配ることが大切です。

月謝や集金は決められた方法・期日を守る
現金で納めるお教室では、お月謝袋が用意されていることが多いです。
新札で納めることを慣習としているお教室もまだまだありますので、まわりの保護者やアシスタントの先生に確認しておくと安心です。
新札が必須でない場合も、あまりに傷んだお札は控えましょう。
また、月謝だけでなく、発表会費や衣装代などの集金についても、指定された期日を守って納めましょう。
発表会では保護者も協力する
発表会は、先生やスタッフだけでなく、保護者のお手伝いによって運営されているお教室も少なくありません。
楽屋係、受付係、衣装係などを割り振られた場合は、仕事内容を確認し、責任をもって担当します。
一方、近年ではスタッフが運営を担い、保護者のお手伝いがほとんど、あるいはまったくないお教室も増えています。
どの程度の協力が必要になるかはお教室によって大きく異なるため、負担感が気になる場合は入会前に確認しておくと安心です。
先生やゲストへのお礼は自己判断で用意しない
多くのお教室では、発表会終了後に先生やゲストダンサーへ、感謝の気持ちを込めてお礼を渡す習慣があります。
お礼は現金の場合もあれば、花束やプレゼントの場合もあり、金額や渡し方もお教室によってさまざまです。
先生へのお礼については先輩保護者に、ゲストダンサーへのお礼についてはお教室側に確認し、自己判断で用意しないようにしましょう。

発表会では客席のマナーを守る
上演中の私語や客席への出入りは控え、写真や動画の撮影については主催者のルールに従いましょう。
また、前のめりの姿勢で鑑賞すると、後ろの席から舞台が見えにくくなってしまいます。
背もたれに背中をつけ、周囲の方の鑑賞を妨げない姿勢を心がけましょう。
子どもと一緒に鑑賞する場合も、話し声や物音などが上演の妨げにならないよう配慮することが大切です。
スマートフォンの電源も切っておきましょう。
まとめ
今回ご紹介したのは、バレエ教室で一般的に意識しておきたい保護者のマナーです。
昔から続く慣習を大切にしているお教室もあれば、保護者の負担をできるだけ減らしているお教室もあります。
保護者のマナーはお教室によってルールや考え方が大きく異なりますので、分からないことがあれば先生や先輩保護者に確認し、そのお教室の方針を尊重することが何より大切です。

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