引越しや転勤などをきっかけに、これまで10か所以上のバレエ教室に通ってきました。
現在は2児の母として、子どもの習い事やお教室選びについても身近に感じる立場です。このコラムでは「バレエをもっと楽しむための基礎知識」を、経験者・保護者目線でわかりやすくお届けします。
バレエを習うときに悩むことのひとつは、レッスンの頻度ではないでしょうか?
子どもバレエの場合は「受験との兼ね合いはどうしよう?」「プロを目指すなら週何回必要?」
大人バレエの場合は「回数が少ないと他の人と差がついちゃう?」「初心者は週何回くらい通えば上達する?」と考えることもあるかもしれません。
無理なく続けられて、1回1回のレッスンを大切にできる頻度を見つけたいですよね。
ここでは私自身の子ども時代と、大人になって再開した時の経験を振り返りながら、レッスン頻度について考えてみたいと思います。

週1〜2回で通っていた私の子ども時代
小学1年生のときにバレエを始めました。
最初は週1回のペースでしたが、小学3年生の頃に週2回へ増やしました。
発表会を経験したことでバレエへの気持ちが強くなり、自分からレッスン回数を増やしたいと言い出したそうです。
当時はバレエだけでなく、水泳やピアノも習っていました。複数の習い事を経験する中で、自然とバレエに熱中するようになっていったのだと思います。
小学5年生からは中学受験のために塾にも通い始めました。
5年生の頃のスケジュールは
- 月曜:バレエ
- 火曜:塾
- 水曜:自宅学習(振替があるときにバレエ)
- 木曜:塾
- 金曜:バレエ
- 土曜:塾
- 日曜:自宅学習
6年生になってからは
- 月曜:塾
- 火曜:バレエ
- 水曜:塾
- 木曜:自宅学習(振替があるときにバレエ)
- 金曜:塾
- 土曜:自宅学習
- 日曜:自宅学習
という形になり、予定を詰め込みすぎないようにしていました。
夏休み明けからは一旦レッスンををおやすみし、受験勉強に専念しました。
子どもバレエのレッスン頻度はいつ増やす?
私自身の経験から考えると、低学年のうちは週1〜2回くらいで無理なく続け、学年が上がってからは、塾や他の習い事とのバランスを考えながら回数を調整していくのがよいと思います。
小学生の頃に週1〜2回しか通えなかったとしても、本人の意欲が高まったときに、回数を増やしても遅くはないのではないでしょうか。
私が通っていたのは、曜日によってスタジオが変わるお教室だったこともあり、週1〜2回の頻度で通う生徒さんが多かったです。
いわゆる毎日のように通うお教室ではありませんでしたが、プロのバレリーナになった後輩もいます。
小学生のうちはレッスン回数が限られていても、その後に本格的に取り組めないわけではないのだと思います。
プロやコンクールを目指す場合のレッスン頻度
本格的にプロを目指す場合は、レッスン量はとても大切です。
海外の主要なバレエ学校では、8〜10歳頃から入学し、週6日ほどレッスンを受けるような環境が多数派です。たくさんレッスンを受けることは、上達を目指すうえで大きな意味があります。
国内のお教室でも、積極的にコンクールを目指すところでは、週3回以上、場合によっては週5回近く通う子もいます。一方で、コンクール中心ではなくても、発表会の演目数がレッスン頻度によって変わるお教室もあります。
レッスン頻度は上達を目指すうえで大切な要素のひとつですが、目的や教室の方針によっても変わります。
だからこそ、本人のやる気、教室の雰囲気、先生の方針、発表会やコンクールへの関わり方、費用や送迎の負担などを含めて、総合的に考えるのがよいのではないでしょうか。

社会人になってからの大人バレエ
高校生のときに一度やめたバレエですが、就職してから再開しました。
再開してすぐは、まずは週1回から始めて少しずつ身体をならしていきました。
途中、バレエ以外のことで大きな捻挫をしてしまい、1年以上レッスンに通えなかった時期もあります。その時期はピラティスをして身体を整えていました。
大人になってから強く感じたのは、レッスンはたくさん通えばよいとは限らない、ということです。
20代後半のときに週4回ほど通っていた時期がありましたが、だんだん疲れやすくなり、腰痛も増えました。また1回1回のレッスンの充実度が下がったように感じました。
プロは毎日踊れる身体づくりが必須ですが、趣味で続ける大人の場合は無理をしすぎないことも大切です。
中級以上になると、身体をしっかり使える分、レッスンでの負担も大きくなります。
また、大人は論理的に考えながら身体を動かせる分、ただ回数を重ねるよりも、1回のレッスンを充実させることが大切だと感じるようになりました。
個人差はありますが、私には週2〜3回の頻度が一番合っていたように思います。
これまでいろいろなお教室を見てきた印象でも、大人のクラスでは週2〜3回通っている方が多いように感じます。
妊娠〜出産前後のバレエ
第一子の妊娠中は、つわりが本格化するまでは変わらず週2〜3回で、つわりが落ち着いてからは週1〜2回レッスンに通っていました。臨月に入るまで続けて、産後3ヶ月ほどで復帰しました。
第二子の妊娠中はつわりがひどく、出産までの間に1〜2回しかレッスンに参加できませんでした。
極端にレッスン頻度が下がったことと、2人の育児に追われていたので、復帰したのは産後1年経ってからでした。
その後は現在まで、月2回程度でレッスンを続けています。
産後は1週間があっという間に感じられ、月2〜3回くらいの頻度が一番楽しく通えました。
リフレッシュが目的でしたので、レッスンに行くことが義務のようになってしまうと負担でした。自分の心と身体に合った頻度で通うことが、長く楽しく続けるためには大切だと思っています。
大人初心者さんの場合
始めたばかりの初心者さんの場合は、動きや用語を忘れないためにも、できれば週1回のペースで定期的に通うことがおすすめです。
定期的に続けていれば少しずつ身体に入っていきますし、余裕があれば週2回通うことで、前回の感覚を忘れないうちに次のレッスンを受けることができます。
現在60代後半の母もバレエを習っています。
母はバレエ経験がありませんでしたが、43歳から始めて30年近く続けています。
始めたころは週1回、または隔週くらいのペースでした。子育てが落ち着いてからは週2回通うようになりました。
発表会前に一時的に週3回に増やしたこともあるそうですが、少し負担が大きかったため、今は週2回に戻しています。
まとめ
レッスン頻度を考えるときには、次のようなポイントを考えてみましょう
子どもバレエの場合
- 習い始めは、まず週1回くらいから無理なく続けてみる
- 本格的に上達を目指す場合は、レッスン量も大切になる
- 小学生のうちは、学校や他の習い事とのバランスも大切
- 本人のやる気が高まってから、レッスン回数を増やしても遅くない
- 発表会に参加する場合やコンクールを目指す場合は、お教室の方針や必要なレッスン回数を確認する
- 費用や送迎の負担も含めて、家庭に合うペースを考える
大人バレエの場合
- 始めたばかりの初心者さんは、週1回くらいで定期的に通うと感覚をつかみやすい
- 回数を増やすことよりも、1回ごとの集中度や充実感を大切にする
- 上達すると1回あたりの負担も大きくなるため、体調とのバランスが重要
- 妊娠・出産・育児など生活の変化に合わせて、無理のない頻度に調整する
- リフレッシュ目的なら、義務感なく楽しく続けられる回数を選ぶ
レッスン頻度に正解はないと感じています。
たくさん通うことで得られるものもありますし、回数を抑えることで1回1回のレッスンを大切にできることもあります。
迷うこともあると思いますが、今の自分やお子さんにとって無理なく前向きに続けられる回数を、少しずつ探っていければよいのではないでしょうか。
その時々の生活に合うペースで、バレエを長く楽しんでいきましょう。

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