引越しや転勤などをきっかけに、これまで10か所以上のバレエ教室に通ってきました。
現在は2児の母として、子どもの習い事やお教室選びについても身近に感じる立場です。このコラムでは「バレエをもっと楽しむための基礎知識」を、経験者・保護者目線でわかりやすくお届けします。
バレエ教室は、先生の教え方、クラスの雰囲気、人数、レベル感などが本当にさまざまです。
せっかく始めるなら、無理なく通えて自分に合ったお教室を選びたいですよね。
ここでは、大人初心者さんがお教室を選ぶときにチェックしたいポイントをご紹介します。

お教室選びは「通いやすさ」から
バレエを習うなら、定期的にレッスンを受けることが大切です。まずは通いやすいお教室を選びましょう。
自宅の近く、職場や学校の近く、よく使う駅の近くなど、無理なく通える範囲で探してみましょう。
長く続いているお教室は、ホームページやSNSでの発信が少ない場合もあります。
ネット検索だけでなく、Googleマップ、地域の掲示板、駅前の看板などもチェックしてみると、意外な場所でお教室が見つかるかもしれません。
シューズやタイツ、レッスン着を持ち歩く必要があるので、自分の生活動線に合う場所を選びましょう。
またバレエ教室は、ジムとは違ってシャワー設備のないところが多いです。
レッスン内容や季節によっては思った以上に汗をかくこともあるので、帰り道のことも考えてお教室を選ぶと安心です。
仕事帰り?休日?通いやすい時間帯は?
場所と同じくらい大切なのが時間割です。
どんなによいお教室でも、時間が合わなければ継続が難しくなってしまいます。
着替えやストレッチの時間を考えると、できればレッスン開始30分前、遅くとも15分前には到着しておきたいです。
また、お教室によっては5週目がお休みになる場合もあります。月のレッスン回数もあわせて確認しておきましょう。

チケット制?月謝制?続けやすいのはどっち?
大人クラスは、好きなタイミングで通いやすいチケット制のお教室も増えていますが、月○回と決まっている月謝制のお教室もあります。
毎週同じ曜日に通うことが難しい場合は、チケット制の方が続けやすいでしょう。
一方で、月謝制は通うペースが決まりやすく、習慣化しやすいのがメリットです。
月謝制のお教室を選ぶ場合は、休んだときに振替ができるかどうかも確認しておきましょう。振替の期限や、どのクラスに振替できるかはお教室によって異なります。
月にどのくらいかかる?費用の目安
費用もお教室によってさまざまです。
大人クラスの場合、月2〜4回程度で通うなら、1レッスンあたり2,000〜3,000円前後がひとつの目安になります。ただし、地域やスタジオの設備、先生、レッスン時間、チケット制か月謝制かによって料金は変わります。
チケット制の場合は、まとめて購入するほど1回あたりの料金がお得になることが多いです。
一方で、有効期限が決まっている場合もあるため、無理なく使い切れる回数を選びましょう。
また、入会金・年会費・設備費・発表会費など、レッスン料以外の費用がかかる場合もあります。

そのクラス、本当に初心者向け?
「大人クラス」と書かれていても、必ずしも初心者向けとは限りません。
レベル分けがなく、参加している人の多くが中級以上というお教室もあります。
大人初心者さんはできれば、
- 入門クラス
- 初級クラス
- 大人初心者向け
といった案内があるクラスを選ぶと安心です。
ホームページだけで分かりにくい場合は、未経験でも参加できるか確認しておきましょう。
クラスの人数でレッスンの雰囲気は変わる
バレエ教室によって、1クラスに参加する人数もさまざまです。
1回のレッスンに20人近く参加する大きめのクラスもあれば、3〜4人ほどの少人数のクラスもあります。
少人数のクラスは、先生にじっくり見てもらえることが魅力です。
姿勢や足の使い方など、細かいところまで注意してもらえることも多いでしょう。
一方で、少人数ならではの距離の近さに、最初は少し緊張する方もいるかもしれません。
大人数のクラスは、ほかの人の動きを見て学べるのがメリットです。
注目されにくい環境の方が気楽に感じる方もいるでしょう。
どちらが良い・悪いではなく、どちらの環境だと続けやすいかを考えてみましょう。
どんな先生に習いたい?
多くのお教室では、ホームページやSNSに先生のプロフィールや経歴が掲載されています。
日本では、バレエを教えるために必須の国家資格のようなものはありません。
そのため、先生がどんなところで学び、どんな経験をしてきたのかはお教室選びのひとつの目安になります。
有名なバレエ団で踊っていた経験は、先生を選ぶうえでひとつの安心材料になります。
ただし、舞台で踊る力と初心者にわかりやすく教える力はまた別のものです。
体験レッスンは受けておこう
気になるお教室が見つかったら、まずは体験レッスンを受けてみましょう。
先生の話し方、生徒さんの雰囲気、更衣室の様子、レッスンの進め方などは、実際に参加しないと分かりにくい部分です。
大人初心者さんにおすすめなのは、アンシェヌマンを丁寧に教えてくれる先生です。
アンシェヌマンとは、レッスンの中で行う動きの組み合わせや順番のこと。
初心者のうちは、この順番を覚えるだけでも大変です。
音楽をかける前にゆっくり何度も説明してくれる先生もいる一方で、
一度説明したらすぐに音楽で始める先生もいます。
初心者さんは、最初のうちはゆっくり確認できるクラスの方が安心です。
体験レッスンでは、上手にできたかどうかよりも、
- 説明がわかりやすかったか
- 質問がしやすかったか
- クラスのレベルが合っていたか
- 置いていかれる感じがなかったか
- また来たいと思えたか
をチェックしてみてください。
体験レッスンは有料のお教室もあります。
有料だと少し迷うかもしれませんが、入会してからのギャップを少なくするためにも、受講しておく方が安心です。

迷ったときは床にも注目
いくつか候補があって迷ったら、スタジオの床もチェックしてみるとよいでしょう。
バレエでは、適度な滑りにくさとクッション性に配慮された床がおすすめです。
リノリウムと呼ばれる床材や、衝撃吸収に配慮した床構造を取り入れているなど、床材や床の構造にこだわっているお教室も増えています。
初心者のうちは床の違いまで判断するのは難しいかもしれませんが、体験レッスンで「滑りすぎる」「足が痛い」「ジャンプが怖い」と感じた場合は、少し注意してみてもよいでしょう。
男性が始める場合に確認したいこと
男性の場合、まずは受講が可能か確認しておきましょう。更衣室等の都合で受講を制限しているお教室もあります。基本的なレッスン内容は、男女で大きく変わるわけではありませんので、女性の先生でも問題はありません。
まずは「説明が丁寧か」「質問がしやすいか」「クラスの雰囲気が合うか」を大切にするとよいでしょう。
まとめ
はじめての大人バレエなら、こんなお教室がおすすめです。
- 通いやすい場所・時間にある
- 初心者向けクラスがある
- 先生の説明が丁寧
- アンシェヌマンをゆっくり確認してくれる
- 質問や相談がしやすい
バレエは長く続けるほど楽しくなる習い事です。「ここなら通えそう」「また来たい」と思えるかどうかを大切にしてみてください。
気になるお教室があれば、まずは体験レッスンへ。
実際にスタジオに行ってみることで、自分に合うかどうかが見えてきます。
はじめてのバレエは少し緊張するかもしれません。
でも、自分に合うお教室が見つかれば、レッスンに通う時間がきっと楽しみになります。

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