はじめまして。
この度、初めて発表会に出る3歳の娘がいます。
レッスンもまだ先生の言うことがなかなか聞けないのですが、先日のリハーサルでは舞台に出たくないと舞台袖で泣き出してしまいました。
先生はなだめてくれましたが、他のお母さんたちの視線が痛く、確かに本番で泣きながら舞台に上がったり、立ち尽くして踊らなかった場合、他の子にも迷惑がかかるのでとても心配です。

子供の習い事とはいえ、保育園の発表会とはスケールも違うので、まだ3歳ではありますが、本番は泣かずに出さなければとプレッシャーです…
どうしたらいいでしょうか。

リリママ様、ご質問頂きありがとうございます。
舞台は、明るすぎる照明に大きな音楽、舞台袖と客席は暗いですし、いつもと違う雰囲気に怖がったり不安になるお子さんは多いです。

教室に仲の良いお友達はいますか？
初めての発表会では、お母さんもお子さんも、まだ仲のいいお友達がいない場合も多くあるかと思います。
お友達がいないとお子さんもお母さんにべったりくっついてしまい、舞台上で離れることへ不安を感じるので、リハーサルの待ち時間やレッスン後にお友達に話しかけてみたり、バレエのお友達といる時間が楽しくなるようにしてみるのもいいと思います。
そして、楽屋から舞台袖へ行く時は、なるべくお友達と行ってもらう方がいいです。
不安を感じる前に、楽しい気持ちのままでお友達と一緒に舞台へあがれたらいいですね。
また、客席でお父さんやお友達が観てくれている場合は「お父さんいるから踊りながら見つけてごらん。」など、本当はキョロキョロ客席を見てはいけませんが、興味を持たせて舞台へあがらせるのも一つの方法です。

頑張って練習した踊りを上手に踊るのは二の次、初舞台はとにかく泣かずに舞台に出ることが目標です。

メイクも衣装もつけたのに、結局舞台に一度も上がれずに袖でお母さんに抱きついて泣いたまま終わってしまったお子さんも見たことがあります…。
泣き声が響いてしまったため、お母様も周りに遠慮してしまい、舞台に出すのを諦めていました。
私も当時は学生でしたが、みんなでその子の機嫌をとろうとし、濃いメイクのお姉さんが必死に声をかけるので逆効果…。
自分たちの出番もあるので、充分にかまってあげられず、あの時、どうしてあげたらよかったのかと十数年経った今も、思い出します。
先生も本番は忙しいので、泣いている生徒がいることに気づかない、舞台袖に全くいない場合もあります。
たとえ舞台で踊れなくて泣いてしまっても、お客さんも他の保護者も、小さい子が頑張ったなとほほえましく感じると思います。
お母さんは焦りや不安や苛立ちもあるかもしれませんが、周りの人の助けも借りながら「楽しいね～、お母さんも発表会出たいな～。終わったら何食べようか～。」と前向きな声掛けで不安を消してあげてください。

一度本番を経験すると、泣いていた子も「楽しかった！」とけろっと機嫌がよくなり、2回目以降は立派に踊りきる子が多いです。
お母さんの緊張も子供に伝わるので、楽しみな気持ちで本番に臨んでくださいね。
応援しています(*^-^*)