皆さん、こんにちは!
イーバレリーナスタッフのErikaです。
バレエQ&Aコーナーでは、皆さんからの質問を共有しながら、皆で一緒にバレエに対する理解を深めていく、参加型コミュニティのコーナーです♪
はじめまして。
大人リーナのみなみと申します。
大人になってからトウシューズを履いて10年ほどになりますが、まだ綺麗に立てません。
膝が曲がっていたり、先の部分に乗り切れていない感じです。
ネットではソールを切ったり、先の部分をかがったり、信じられないくらいトウシューズを分解している人を見かけます。
色々試してみたいですが、トウシューズも高いので切ったりする勇気がなく、つま先を糸でかがってみましたが、縫い方が下手だったのか立てるようになった感じはしません。
バレエが上手ではないので、教室で「トウシューズを加工してみたい」と聞くのは恥ずかしいのですが、加工して少しでも綺麗に踊れるならやってみたいです。
加工方法や効果を教えてください。
みなみ様より
今週採用になりました、ご回答をご紹介いたします!
ご回答はQちゃん様よりいただきました!
みなみ様
私は、子どもの頃に10年近くトウシューズを履いていて、20代前半で訳あってバレエを辞め、10年後にレッスンを再開。
さらにそこから十数年経ってからトウシューズのレッスンも受け始めるようになった者です。
レッスンを再開した時に、すぐにトウシューズを履かなかったのは、
30年ほど前はまだ大人からバレエを始めた人たちにトウシューズを履かせてくれる教室が少なかったからですが、
自分の筋力などを考えて、すぐに履ける状態ではないという自覚もありました。
トウシューズを履いて膝が曲がっているということですが、バレエシューズでドゥミポワント(※)で立ったとき、膝はまっすぐに伸びていますか?
また、長座して、つま先を伸ばしたときに足首と甲の上にペンなどがのったままでいられますか?
もしそれが微妙なら、腹筋なども含めて、トウシューズを履くための筋肉がまだ不十分なので、きちんと立つためのトレーニングが必要です。
信じられないくらいトウシューズを分解している動画、確かに多いですね。
しかしこれは、昔ながらの製法で作られた、接着剤でガチガチのトウシューズを、本番を重ねるプロダンサーがすぐに履くためのもので
(子ども時代、発表会前に固すぎる靴を靴下の中に入れて、上から金槌でたたいて柔らかくしたことはあります)、
アマチュアダンサーは基本的にすべきではないと思います。
同じことをしたら、多分ポワントで立てなくなるか、ケガをするか、その両方か、になると思います。
レッスンで履くために必要な「加工」は、ドゥミポワントがしやすいように、ボックスを上から踏んだり、底を手で曲げたりして、少し柔らかくすることです。
これがポワントで立つために最も大事です。
靴が少し大きい、例えばポワントで立ったときに、つま先が底についてしまうような場合は、引き紐の部分を刺繍糸でかがったり、
サイドや踵に霧吹きで水をかけた後、ヘアドライヤーで乾かして、少しサイズを縮めたりします。
つま先を糸でかがるのは、サテントップがすぐに破れないようにするためだと思いますが、
立ちやすさと関係があるのか、私はやったことがないので、わかりません。
みなみ様が気持ちよくポワントレッスンが受けられるようになることをお祈りしています。
(※) 踵を上げ、つま先ではなく足指を曲げて指の腹で立つこと。
Qちゃん様
Qちゃん様、貴重なアドバイス、ありがとうございました(*^-^*)
トゥシューズで綺麗に立つための筋力を今一度、見直してみるのもいいですね!
来週の Q&Aは スタッフからの回答発表です!
当店のバレエスタッフからの回答をご紹介いたします。
お楽しみに♪
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