バレエQ&Aコーナー53 後編【バレエシューズ、トウシューズの買い換え時】

バレエシューズ、トゥシューズを週1回のレッスンで履いています。
恥ずかしながらバレエシューズは気づけば10年ほど使っています・・
トゥシューズは3年前から履きだしたのですが1度も換えていません。
洗わないので汚いですが、足に馴染んでいて動きやすく、新品の物に換えるとおそらく生地が固いだろうとか思い、換えられずにいます。
どのくらいの期間で新しい物にしていますか？
換え時を教えていただきたいです。

チャルダッシュ様、ご質問ありがとうございます。
確かに、大人になるとサイズアウトすることもないですし、気づけば同じシューズを何年も履き続けている・・・という方は多いかと思います。

シューズの買い換え時の目安をご紹介します。
・生地が薄れて穴が空いた、空きそうになった時
・靴裏のソールが擦れてツルツルになり、滑りやすくなった時
・トゥシューズの場合は、柔らかくなり過ぎて、つま先で立ちにくくなった時

履き古したシューズは、生地感も履き心地も新品のものとは違い、足に馴染んでいるので履きやすいと思います。
逆に、真新しいシューズでレッスンをするのは、生地が固く、うまく踊れるか不安に思うかもしれません。

私のおすすめは、シューズを2足用意し、メーカーや素材、天候や体の調子に合わせて日替わりで使ったり、その日に踊りやすいシューズを選んで使い分ける方法です。
2足あると劣化のスピードも抑えられますし、1足がダメになった場合、急遽新しい固いシューズを履かなくても、慣れた1足と並行して、新しいシューズを徐々に慣らしていくこともできます。

また、レッスン後はメッシュのシューズ袋に入れる等で蒸れないようにし、出来れば日陰で乾かし、臭いや劣化の防止をしましょう。
この時もシューズを2足持っていれば、干したシューズを次回のレッスンへ持って行くのを忘れた！というピンチを防げます。

慣れているシューズの方が踊りやすいとは思っていても、新しいシューズに換えてみると、生地がしっかりしている分、案外安定感があってバランスがとりやすい！！ということもあります。
この機会に、一度ご自身のシューズを見返してみてはいかがでしょうか(*^-^*)