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ロンドンバレエ生活体験記Part6♪

バレエコラム 大人のバレエ 2022.08.23

こんにちは。
イーバレリーナバレエスタッフのMikaと申します。

今回は、ロイヤルバレエスクールの学校公演のお話しをさせて頂きます。

英国の学校は、9月に新学期が始まり、翌年7月で修了となります。

バレエ学校も同じで、そのため、毎年7月に1年間の成果を発表する、学校公演が開催されます。

ロイヤルバレエスクールの学校公演は、付属のバレエ団でもあるロイヤルバレエ団の本拠地である「コヴェントガーデン」(注釈1)のオペラハウスで行うものと、ロンドン中西部にある「ホランドパーク」という公園の中で、夏限定で設置される野外劇場で行われるものがあります。

ホランドパークの野外劇場では、アッパースクールとロウアースクールが別々に公演をおこない、コヴェントガーデンのオペラハウスでは両校(アッパースクールとロウアースクール)が一緒に公演を行います。

この2つの公演は、学校関係者だけではなく、一般のお客様もチケットを買って観ることができます。特にオペラハウスの公演は、とても人気があり、一般発売日にチケットが完売するほどです。

なので、当時、私も残念なことに、オペラハウスの公演のチケットは、買う事ができませんでした。ロンドン生活の唯一の心残りかもしれません。(笑)

私が鑑賞できたのは、ホランドパーク野外劇場でのアッパースクールの公演のみでした。

野外劇場といっても巨大なドームテントが張られているので、雨と日差しは凌げる半野外といった感じでしょうか。座席は指定でした。
この日はお天気もよく、時折感じる風が心地よかったのを覚えています。

アッパースクールの公演となると、夏休み後には、バレエ団に就職する、すなわちプロダンサー予備群の最終学年の生徒さん達も出演するので、見ごたえも十分です。

公演プログラムには、生徒さん達の卒業後の就職先が記載されていたのですが、驚いたことに付属のロイヤルバレエ団に就職できるのは、ほんの一握りという事。
改めて、厳しい世界だと認識すると共に、当時、ロイヤルバレエ団に在籍している日本人ダンサー達を大変誇らしく思いました。

また、発表作品の半分以上がコンテンポラリー的な振付だったのも、時代のニーズを感じました。これらは、たくさんの才能を育み、世界中のバレエ団へ生徒を送りだしているロイヤルバレエスクールならではの演目なのかもしれません。
そして、日本人生徒さん達の活躍が目立っていたのも印象的でした。

これから世界へ羽ばたく若者ダンサーの貴重な瞬間に立ち会えたことは、私にとって今も宝物です

2023年(来年)、ロイヤルバレエ団の日本公演があるようですが、その来日メンバーに、当時の生徒さん達がいるのかと思うと、今からとても楽しみです。


注釈
1:コヴェントガーデン
コヴェント・ガーデン(Covent Garden)は、ロンドン中心部に存在する地区。
商店や娯楽施設が立ち並び、常に人ごみで賑やかな場所である。
ロイヤル・オペラ・ハウスを指して「コヴェント・ガーデン」と称することもある。

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